「胃カメラの画像は本当に綺麗です。気のせいではありませんか?」——病院を何軒梯子しても返ってくるのは決まり切った言葉だった。Aさんを襲ったのは、激しい膨満感とみぞおちの刺すような胃痛。食事の摂取量は発症前の三分の一に激減し、体重は半年で8キロも落ちた。
藁にもすがる思いで開いた『Yahoo!ヘルスケア』や『Medical Note』の症例解説、そして先人が残した個人の闘病記。同じ痛みに耐える人々の書き込みだけが、唯一の心の支えだったという。しかし、ネット上に溢れる情報の中には根拠の乏しい健康法や不安を煽る書き込みも混在しており、迷走を深める原因にもなった。