フランス語の「Bon appétit(ボン・ナペティ)」は、形容詞の「Bon(良い)」と名詞の「Appétit(食欲)」が組み合わさった表現です。直訳すると「良い食欲を」となり、日本語の「どうぞ美味しく召し上がってください」「楽しいお食事を」といったニュアンスを持ちます。
語源の歴史をたどると、中世フランスやラテン語の「appetitus(欲望・求めること)」に由来します。かつては厳しい生活環境の中で「健康に食事が進み、無事に栄養として体に吸収されますように」という健康祈願に近い祈りの言葉として使われていました。時代の移り変わりとともに日常的な食事の挨拶として定着し、現在では世界中のレストランで親しまれています。