サイバー攻撃者は、世間の関心が高い人気コンテンツや話題のニュースを巧妙に悪用する。最近特に目立つのが、動画配信サービスApple TV+の大ヒットドラマ『セヴァランス(Severance)』などの視聴更新や請求通知を装う便乗型のフィッシング手法だ。「サブスクリプションの自動更新が完了しました」「支払いに問題が発生したためアカウントを停止しました」といった偽通知を送りつけ、キャンセル手続きや返金申請を装って偽サイトへと誘い出す。
新作シーズンの配信や大型プロモーションの時期に合わせて送信されるため、実際にサービスを利用しているユーザーほど「身に覚えがない高額請求だ」と驚き、確認のためにリンクをクリックしてしまいやすい。動画配信サービスに関する通知であっても、請求金額や契約状況の確認は必ず公式アプリの「アカウント設定」画面から直接行うことが鉄則である。コンテンツの話題性に惑わされず、冷静な一次確認を行う姿勢が求められる。