Q1:麦の花を見たい場合、何時ごろ麦畑に行けば遭遇できますか?
A1:最も遭遇率が高いのは、4月中旬〜5月中旬のよく晴れて気温が上昇する午前9時から11時頃です。出穂後数日が経過した穂を観察し、緑の穂先から極小の黄色い粒(葯)がぶら下がっていれば開花中です。正午を過ぎると花が閉じ、葯が落ちてしまうため朝の観察が鉄則です。
Q2:小麦と大麦で花の見え方や開花の仕組みに違いはありますか?
A2:見た目と生態に明確な違いがあります。大麦は長い「芒(のぎ・トゲ状の毛)」が目立ち、花をほとんど開かずに内部で受粉を済ませる「閉花受粉」の割合が小麦よりもさらに高いため、花自体を見る難易度は大麦のほうが圧倒的に高くなります。小麦のほうが開口時に葯を外へ露出させやすい特徴があります。
Q3:ネット上で「麦の花が咲かない」という噂を見かけますが本当ですか?
A3:植物学的に花が咲かないということは絶対にありません。イネ科特有の花びらを持たない構造であること、開花時間が20〜60分と極端に短いこと、そして自家受粉のために大きく開口しないことから「花が咲かずに実ができる」と勘違いされて広まった誤解です。