事件発覚直後、世間に大きな衝撃を与えたのが、実兄である俳優・永山瑛太の毅然としたコメントでした。逮捕当日の朝、報道陣の直撃取材に対して瑛太は次のように語り、厳しい表情を崩しませんでした。
「俺は許さないまじで。それだけですね。フォローする気もないし。絢斗がどうこうじゃなくて、役者をやりたいとか関係ないんで」
この発言は、同じ役者として表現の世界に身を置く者としてのプロフェッショナリズムと、弟の軽率な行動に対する激しい怒りを率直に示したものとして広く報じられました。しかし、裁判の過程やその後の関係者の取材によって、この言葉の裏側にあった深い家族愛と葛藤が徐々に明らかになってきました。
裁判において弁護側は、家族が今後の更生をサポートする体制を整えていることを主張。公判後の瑛太は公の場で弟について多くを語ることは避けていますが、長兄である永山竜弥を含め、兄弟間での連絡や更生支援は陰ながら続けられてきたと伝えられています。「突き放すことで自立と反省を促す」という瑛太の厳しい姿勢は、依存症や不祥事からの立ち直りにおいて極めて合理的なアプローチであり、甘やかしを排した健全な家族関係を再構築するための必要なステップであったといえます。