人身事故の賠償金は遺族に億単位?鉄道会社の請求実態と相続放棄の真実

人身事故の賠償金は遺族に億単位?鉄道会社の請求実態と相続放棄の真実

人身事故の賠償金は遺族に億単位?鉄道会社の請求実態と相続放棄の真実とは一体何なのか? 背景や要点を整理してお届けします。

Q1:鉄道会社から損害賠償の請求書はいつ頃届きますか?
A1:事故直後に届くことはありません。警察の実況見分や社内の運行データ分析、損害額の精査、遺族の心理的配慮などを踏まえ、通常は事故から2〜6か月程度が経過した頃に、まずは連絡や確認の書面として届くケースが一般的です。

Q2:遺族全員が相続放棄をした場合、賠償金の行方はどうなりますか?
A2:第一順位(配偶者・子)が相続放棄をすると、相続権は第二順位(親・祖父母)、第三順位(兄弟姉妹・甥姪)へと次々に移ります。そのため、親族全体で話し合い、順位に従って全員が家庭裁判所で相続放棄を行う必要があります。すべての相続人が放棄を完了した時点で債務の承継先が消滅し、鉄道会社は損害を回収不能として社内で損失処理(貸倒損失)を行います。

Q3:踏切で自家用車が立ち往生して事故になった場合、保険は使えますか?
A3:自動車事故による踏切支障の場合、契約している自動車保険の「対物賠償責任保険」が適用されます。対物賠償が無制限に設定されていれば、線路や信号設備の復旧費用、車両の修理費用、振替輸送費用なども保険金から支払われます。ただし、運転者に故意(自死目的など)があったと保険会社に認定された場合は、保険金の支払対象外となるため注意が必要です。

山下 哲也
著者

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。