ビックカメラが去った後の広大なフロアは、一体どうなったのか。多くの地元民が最も注目したのが「跡地利用」の行方でした。「ゴーストフロア化するのではないか」という当初の懸念を鮮やかに覆したのが、家電量販大手の「ノジマ(nojima)」の電撃進出でした。
ビックカメラ退去後、ビルを運営管理する側は速やかにリニューアルに着手。2022年11月、船橋FACEの2階フロアを中心とする核テナントとして「ノジマ 船橋FACE店」がグランドオープンを果たしました。競合他社が退いた好立地に、コンサルティングセールスを武器とするノジマがすかさず滑り込んだ形です。
現在の船橋FACEフロアマップを確認すると、ビックカメラ時代と比べてより多角的なテナントミックスが形成されていることが分かります。
- 地上2階:「ノジマ 船橋FACE店」が展開。デジタル家電、スマートフォン、生活家電を中心に、駅利用者の相談需要を的確にキャッチ。
- 地下1階〜地上1階:従来からのドラッグストア、飲食店、金融機関に加え、日常の買い物需要を補完するサービス店舗が安定稼働。
- 地上3階〜上層階:献血ルームや船橋市の行政サービスセンター(フェイスビル5階の市民総合窓口)、パスポートセンター、医療モール、各種オフィスが継続して高い利便性を提供。
ビックカメラのポイントカードを愛用していた層からは「ノジマに変わってビックポイントが使えなくなった」という惜別の声がある一方、「駅前で電球やイヤホンが買える環境が維持されて助かった」「他社メーカーの比較説明を丁寧にしてくれるノジマの接客スタイルがFACEビルの利便性と合っている」と、新たな日常として定着しています。