教科書の名詩「おうなつだぜ」の全文と作者!毎年Snsでバズる真相

教科書の名詩「おうなつだぜ」の全文と作者!毎年Snsでバズる真相

話題沸騰中の 教科書の名詩「おうなつだぜ」の全文と作者!毎年Snsでバズる真相について、多角的な視点を分かりやすく掲載しています。

インターネット上の検索窓に「おう なつ だ ぜ」と打ち込む人の大半が抱いている最大の誤解、それは「この詩のタイトルが『おうなつだぜ』である」という思い込みです。教科書や詩集に掲載されているこの名作の正式な題名は『おれはかまきり』。そして、作者名として記されているのは、詩人の工藤直子氏ではなく「かまきりりゅうじ」という架空の昆虫詩人です。

まずは、日本中で愛唱され続けているその全文を、当時の息遣いそのままに振り返ってみましょう。

『おれはかまきり』
かまきり りゅうじ

おう なつだぜ
おれは げんきだぜ
あまり つよい ひざしに
くらくら しながら
ひかる そらを にらみ
きょうも とびだすぜ

おう なつだぜ
おれは かっこいいぜ
もえる くさの はらの
どまんなかに たって
てきを まちぶせ
かまを ふりあげるぜ

おう なつだぜ
おれは かまきり
すきなことなら
なんでも やるぜ

この名詩が世に送り出されたのは、1984年に童話屋から刊行された詩集『のはらうた I』でした。生みの親である詩人・工藤直子氏は、自らを「のはらの詩人たちの代理人・編集者」と位置づけ、野原に暮らす小さな生き物や風、大地が心の中でつぶやいた言葉を「書き留めてまとめた」という徹底した世界観を構築しました。漫画家・松本大洋氏の実母としても知られる工藤氏の類まれな感性が、小さな草むらのハンターに「りゅうじ」という名を与え、不朽の命を吹き込んだのです。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。