俳優として脚光を浴びた渡辺徹さんは、1982年に歌手としても華々しい実績を残します。自身が出演した江崎グリコ「アーモンドチョコレート」のCMソングに起用された2ndシングル『約束』は、爽快なメロディと甘く伸びやかな歌声が支持され、オリコンチャート最高2位、累計売上50万枚以上という特大ヒットを記録しました。
当時の音楽番組『ザ・ベストテン』や『ザ・トップテン』には常連としてランクインし、日本武道館での単独コンサートも即日ソールドアウト。甘いマスクと抜群のスタイルで歌い踊る姿は、まさに時代を象徴するトップスターそのものでした。
当時のインタビューで渡辺さんは「役者としての稽古に明け暮れていた自分が、まさか武道館のステージでペンライトの海を見ることになるとは夢にも思わなかった」と述懐しており、急激な環境の変化に戸惑いながらも、真摯にエンターテインメントと向き合っていた姿勢が窺えます。