奈良県立畝傍高等学校の制服は、一世紀以上の歴史のなかで培われた気品と格式の高さを色濃く残しています。流行に左右されないオーソドックスなスタイルは、在校生のみならず地域住民からも「畝高生(うねこうせい)」の象徴として親しまれてきました。
女子制服:凛とした美しさが際立つ伝統のセーラー服(夏服・冬服)
畝傍高校の女子制服(冬服)は、深みのある濃紺(ネイビー)のサージ生地をベースにしたクラシカルなセーラー服です。襟元に配されたホワイトラインと胸元のタイが端正な印象を与え、重厚感のある畝傍の登録有形文化財校舎とも美しく調和します。一方、夏服は清潔感あふれるホワイトの身頃に爽やかな襟が映えるデザインとなっており、通気性と動きやすさを兼ね備えた仕立てです。
男子制服:質実剛健を体現する標準型学ラン
畝傍高校の男子制服は、漆黒の詰襟学生服(学ラン)です。無駄な装飾を排した質実剛健な佇まいであり、校章が刻印されたボタンを配置することで伝統校としての誇りを表現しています。インナーには清潔な白シャツを着用し、フォーマルな場でも揺るぎない品格を保つ標準的な仕様が守られています。
多様性と機能性を両立する「女子制服スラックス」の定着
防寒対策や機能性の向上、多様な生き方を尊重する観点から、女子生徒向けに選択制スラックスが導入されています。冬場の厳しい寒さや自転車通学における利便性を考慮して設計されたスラックスは、セーラー上着と調和する上品なストレートシルエットを採用。スカートとスラックスを季節や好みに応じて自由に選択・併用できる運用が定着しています。