子どもたちの中で最大の転換点を迎えたのが、現在18歳となった長女の希空さんです。長年にわたりSNSやブログ上では顔元を隠した状態での露出が徹底されていましたが、16歳を迎えた2024年秋に状況は一変しました。芸能事務所「LUV」への所属と同時に、本人の公式InstagramおよびTikTokアカウントが一挙に開設されたのです。
開設からわずか数日でフォロワー数が数十万人規模へ跳ね上がった現象は、大手メディア各社でもトップニュースとして扱われました。当時、一部の週刊誌などでは「親の七光りによる強引なアイドルデビューではないか」との穿った見方も散見されましたが、実際の活動内容はそうした憶測とは一線を画しています。
希空さんが主軸に置いているのは、プロ顔負けの製菓・ベイキング技術、ティーン向けのヘアメイク、日常のライフスタイル提案です。辻希美さんが自身の動画内で語った証言によると、「本人が幼少期からお菓子作りに没頭し、自分の腕と世界観で表現したいという意志が固まったため、高校生という分別がつく年齢まで待ってから本人の意思を尊重して解禁した」という経緯がありました。
昭和・平成期の芸能界で頻繁に見られた「ステージママによる強引なタレント化」ではなく、デジタルネイティブ世代の娘が自らのクリエイティビティを発信するためのインフラを親が慎重に整えた事例と言えます。