触ると危険?「青い天使」アオミノウミウシの猛毒と生態の真相を徹底解説

触ると危険?「青い天使」アオミノウミウシの猛毒と生態の真相を徹底解説

触ると危険?「青い天使」アオミノウミウシの猛毒と生態の真相を徹底解説について知っておくべき ポイントを厳選して解説いたします。

アオミノウミウシ自体は、生まれつき毒を生成する器官を持っていません。それにもかかわらずアオミノウミウシの毒性が危険視される理由は、獲物の毒をそのまま自らの武器として転用する「盗刺胞(とうしほう)」という特殊な生体防御システムにあります。

アオミノウミウシの主食となる餌・食べ物は、強力な刺胞毒を持つカツオノエボシやギンカクラゲ、カツオノカンムリといった猛毒の刺胞動物です。強固な粘液に守られた消化器官を持つアオミノウミウシは、カツオノエボシの毒針(刺胞)を爆発させずに丸ごと捕食・消化します。

消化の過程で未発射の刺胞だけを体腔内の管を通じて全身に運び、翼のように広がる「側突起(ミノ)」の先端部にある嚢胞(刺胞嚢)へと濃縮・蓄積します。つまり、捕食した獲物の毒針を自らの装甲に装填し直しているのです。濃縮されて撃ち出される毒は、場合によって元のカツオノエボシの毒よりも密度が高く、極めて危険な一撃となります。

松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。