『えれくとりっく・えんじぇぅ』は、2007年10月10日にヤスオPによってニコニコ動画へ投稿されました。初音ミクが発売された2007年8月31日からわずか1か月強という最初期に発表され、VOCALOIDのキャラクター性と音楽ソフトとしての本質を完璧に捉えた「ボカロ神曲」として殿堂入り・伝説入り(ミリオン再生)を果たしています。
当時のインタビューやファンの証言を振り返ると、初音ミクという未知の歌声合成ソフトウェアが「単なる打ち込みツール」から「意思を持った一人の歌姫」へとユーザーの意識の中で昇華していく転換点となった作品の一つであることが分かります。BPMの効いたノリの良いユーロビート調のトラックと、どこかノスタルジックで胸を締め付けるメロディラインは、黎明期のボカロシーンに決定的な指針を示しました。