フットサル最大の醍醐味の一つが、フライングサブ(自由な交代)だ。疲労した選手を瞬時に入れ替えるだけでなく、戦況に応じて「守備のスペシャリスト」や「一対一に強いアタッカー」を次々に投入する高度なベンチワークが展開される。
試合終了間際、1点差を追うチームが見せた「パワープレー(ゴールキーパーをフィールドプレーヤーに代えて全員攻めを行う戦術)」は、12歳以下の大会とは思えないほどの冷徹さと計算高さに満ちていた。選手たちはベンチからの指示を待つだけでなく、自らコート上で声を掛け合い、ピッチ上のバランスを瞬時に修正する。自主性と戦術的順応性の高さには驚かされるばかりだ。