さつまいも作りの成否を握る最大の要素が「肥料のやりすぎを防ぐこと」だ。窒素分が多すぎる土壌では、葉ばかりが茂って芋が全く大きくならない「つるぼけ」という現象が発生してしまう。水はけを最優先に考え、畝(うね)は高さ30センチメートル以上の高畝に仕立てるのが基本中の基本だ。
近年、園芸愛好家の間で注目を集めているのが、化学肥料に頼らない「有機栽培」の導入と「植え付け角度のコントロール」という裏技である。芋の数と大きさをコントロールするには苗の挿し方が鍵を握る。本数を多く小ぶりに育てたい場合は土に対して水平に寝かせる「水平植え」、ドカンと大きい芋を収穫したい場合は斜めに深く挿す「斜め植え」を採用すると良い。この角度一つで収穫の秋の景色が一変する。