街で見かけるハートロゴブランド服の大半は、2つの世界的ファッションハウスのアイコニックなデザインに集約されます。特徴を把握するだけで、街行く人の胸元のシンボルを一目で見分けられるようになります。
まず、アルファベットの大文字「A」の上にハートを載せたスマートな刺繍。この正体は、フランス・パリ発のデザイナーズブランドAMI PARIS(アミ パリス)です。2011年にデザイナーのアレクサンドル・マテュッシが創設し、このロゴは「Ami de Coeur(アミ・ド・クール=心の友)」と呼ばれています。デザイナー自身が友人への手紙の末尾に添えていたパーソナルなサインが起源となっており、気取らないフレンチシックと友情の温もりを象徴するデザインです。
もう一方の、ハートの中に鋭いふたつの目が描かれたグラフィック。こちらは、川久保玲率いる日本が世界に誇るコレクションブランドの派生ライン、PLAY COMME des GARÇONS(プレイ・コム デ ギャルソン)です。ポーランド人グラフィックアーティストのフィリップ・パゴウスキーが手掛けたこのモチーフは、「デザインしないこと」をコンセプトに、普遍的なTシャツやカーディガンへ反骨精神と遊び心を吹き込む象徴として2002年の誕生以来、世界中で熱狂的な支持を集め続けています。