なぜ不自然?スカートの描き方徹底解剖|プロが教える立体感とシワの極意

なぜ不自然?スカートの描き方徹底解剖|プロが教える立体感とシワの極意

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静止した立ちポーズから一歩進み、動きや画角が加わった瞬間に作画の難易度は跳ね上がります。シチュエーション別の攻略法を整理します。

イスや床に腰掛ける座りポーズのスカート描き方では、臀部と座面による布の挟み込みを起点とします。立ち状態では下に落ちていた布が太ももの上面に乗り、横へと押し広げられるため、お尻から膝頭へ向かうテンションラインと、股関節周辺に生じる溜まりジワを強調します。

ドラマチックな演出に欠かせない風になびくスカートの描き方では、風上から風下へと流れる空気のベクトルを意識します。風が当たる前面は身体のラインに沿って張り付き、風下の背面は大きく膨らんで波打ちます。単に全体をめくるのではなく、布が風を抱き込んで袋状になる立体感を意識すると、劇的な躍動感が生まれます。

さらに、カメラアングルによる歪みを制するアオリ・俯瞰のスカートの描き方では、アイレベル(目線の高さ)がすべてを支配します。下から見上げるアオリ構図では裾のラインが上向きのアーチ(逆U字)になり、スカートの内部や裏地が見えてきます。逆に見下ろす俯瞰構図では裾が下向きのアーチ(U字)を描き、ウエストの接続部が手前にせり出します。この楕円の向きを正しく整合させることが、狂いのない空間表現の絶対条件です。

山下 哲也
著者

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。