富山県美術館の建築設計を手掛けたのは、日本を代表する建築家・内藤廣。内藤建築特有の、木材とアルミフレームが織りなす力強くも繊細な空間美は、エントランスに足を踏み入れた瞬間から鑑賞者を圧倒する。地下駐車場からエレベーターで直接ロビーへと上がると、視界が一気に開け、光あふれるガラス張りのホワイエが出迎えてくれる。
屋上に広がる「オノマトペの屋上」は、グラフィックデザイナーの永井一正が手がけた遊具が並ぶユニークな空間だ。「ぐるぐる」「ひそひそ」といった擬音・擬態語を具現化した造形物は、子どもたちのみならずデザイン愛好家の知的好奇心を刺激する。車をスムーズに停めて館内動線に乗ることで、地上から屋上まで途切れることのないアート体験を堪能できる。