前述した「送風だけでは熱風になる」という弱点を根本から克服する技術として、急速に市場を席巻しているのがネッククーラーのペルチェ素子(冷却プレート)を搭載したモデルです。
ペルチェ素子とは、異なる2種類の半導体に直流電流を流すことで、一方の面から熱を吸収し、もう一方の面へ熱を移動させる電子部品です。この原理を応用し、首の左右や後頸部に当たる金属プレートを急速に冷やすことで、電源を入れてからわずか数秒で外気温からマイナス10〜15度の冷感を作り出します。
医学的・生理学的な観点から見ても、首の左右には太い頸動脈が走っています。この部位に冷えた金属プレートを直接密着させることで、循環する血液をダイレクトに冷却し、深部体温の上昇を効率的に抑えるアプローチが可能となります。「氷や冷えたアルミ缶を首筋に当てられたような心地よい冷たさ」が得られるため、風の涼しさに依存しない確実な冷却体験が実現します。
ペルチェ素子冷却プレートのパイオニアであるサンコー製ネッククーラーの口コミにおいても、「工事現場や炎天下の警備業務でも首元だけは確実に冷たい」「これなしでは真夏の屋外作業は乗り切れない」といった現場従事者からの絶対的な支持を集めています。