「なんちゅうもんを食わせてくれたんや」という強烈なセリフが登場するのは、『美味しんぼ』単行本第1巻の第4話「舌の記憶」(アニメ版では第3話「舌の記憶」)です。連載初期の1983年に発表されたエピソードでありながら、作品全体の方向性を決定づけた最初期の重要回として語り継がれています。
東西新聞社の創立100周年記念事業「究極のメニュー」の担当に抜擢された主人公・山岡士郎と新入社員の栗田ゆう子。二人の前に現れたのは、関西の政財界に絶大な影響力を持つ大富豪であり、無類の食通として知られる京極万太郎(京極はん)でした。京極を満足させることが社運を賭けたプロジェクトの試金石となる中、物語は山岡の実父であり希代の美食家・海原雄山との代理対決へと発展していきます。