ネット掲示板で繰り広げられる惨状は、決して一部の極端な事例ではない。公的なデータもまた、夫婦関係の破綻が深刻な社会問題となっている現実を示している。厚生労働省が公表している人口動態統計を見れば、婚姻件数が減少する一方で、熟年離婚を含む離婚件数は高水準を維持している。
さらに、全国の家庭裁判所に持ち込まれる婚姻関係事件(離婚調停など)の申し立て理由に着目すると、妻側からの理由として「性格が合わない」に次いで、「精神的に虐待する」「耐えがたい嫌がらせ」といったモラハラ関連の項目が常に上位を占める。掲示板に吐き出された切実なSOSは、そのまま家庭裁判所の調停現場へと直結しており、夫婦の亀裂が引き返せない地点まで達していることを物語っている。