豊洲PITに関するネット上の情報を精査していくと、いくつかの明確な誤解・混乱が見られる。初参戦前に必ず確認しておきたい、よくある誤解を整理する。
誤解①「豊洲PITには2階席がある」
検索ワード「豊洲PIT 2階席」がある程度のボリュームで検索されていることから、「2階席があると思っていた」というファンが一定数存在することがわかる。しかし、豊洲PITに2階席は存在しない。同エリアにある「豊洲PITホール」や他の臨海施設との混同、あるいは「ひな壇状の段差=階段状の観客席=2階的なもの」という誤認が生まれているものと考えられる。フロアは完全に1階完結型であり、段差とは床面の傾斜・段差であって、別フロアではない点を明確にしておく必要がある。
誤解②「整理番号が遅ければ何も見えない」
「整理番号が遅かったから前が全く見えなかった」という声が一部SNSで拡散されているが、これは豊洲PITのフロア構造を正確に理解していない可能性がある。前述の通り、後方には3段階のひな壇段差が設けられており、後方エリアでも段差の上段に位置できれば、前方の人の頭越しにステージを視認することは十分可能だ。「番号が遅い=見えない」という単純な図式ではなく、段差構造を活用するポジション選びのスキルが問われる。
誤解③「スタンディングより指定席のほうが常に見やすい」
着席形式の指定席は「位置が保証される」という安心感がある反面、前方に座高の高い人が着席した場合に視線が遮られることもある。また、着席時には会場の雰囲気・熱量がスタンディング時と大きく異なるため、「音楽の熱量を体全体で感じたい」というファンにとっては必ずしも指定席が優れているとは言えない。アーティストや演出スタイルによって、どちらの形式がより「その公演の魅力を引き出すか」が変わってくる。