有隣堂で文庫本を購入した際、レジ横に並ぶ色鮮やかな見本表に目を奪われた経験を持つ人は多いはずです。この「10色の文庫カラーカバー」サービスが誕生したのは1978年(昭和53年)のことでした。当時、急速に普及していた文庫本をより身近に、そしてファッション感覚で楽しんでもらいたいという現場スタッフの柔軟なアイデアからスタートしています。
現在用意されている有隣堂のブックカバー色一覧(全10色)は、季節感や個人の好みに寄り添う絶妙なトーンで構成されています。
・ブルー(青):知的で落ち着いた定番の爽やかカラー
・レッド(赤):情熱的で目を引く鮮烈なアクセントカラー
・イエロー(黄):明るくポップな気分にさせてくれるビ快活な色合い
・グリーン(緑):目に優しくリラックスして読書に没頭できるトーン
・ピンク(桃):華やかで柔らかい印象を与えるフェミニンな色
・オレンジ(橙):温かみがありカジュアルな文芸書にマッチする暖色
・ホワイト(白):シンプルかつ洗練された清潔感のあるプレーンカラー
・ブラック(黒):シックで高級感漂う重厚な佇まい
・ブラウン(茶):クラシックな革表紙を思わせる落ち着いたアースカラー
・スカイブルー(空色):開放感があり軽快な読書体験を演出する淡い青
しっかりとした厚みと手触りの良い上質紙が使われており、耐久性にも優れています。本のジャンルやその日の気分に合わせて「今日はミステリーだから黒」「気分を上げたいから黄色」といった具合に選べる体験そのものが、有隣堂ならではの大きな付加価値を生み出しています。