売り場で混同されやすいのが、液体をパキッと折って光らせる「ケミカルライト(サイリウム)」と、電池で駆動する「LEDペンライト」です。両者は発光の仕組みも用途も全く異なります。
ケミカルライトは、過酸化水素水と蛍光物質を含むエステル溶液が混ざり合うことで化学反応を起こし発光します。メリットは、「配線トラブルや電池切れによる突然の消灯がなく、瞬発的な超高輝度を出せる」点です。特に15分程度しか持たない激しく光るタイプ(いわゆる大閃光やウルトラオレンジ相当)は、ライブのアンコールやサビの落ち穂拾いなど、一瞬の熱狂を表現する際に重宝されます。
一方のLEDペンライトは、スイッチひとつでオン・オフや色の切り替えができ、複数回の公演で繰り返し使用できます。昨今のライブでは楽曲ごとに客席全体の色を統一する演出(推し色の一斉点灯)が多いため、長時間のライブを1本で通すならばLED型が必須となります。100均ではこの双方が手に入るため、「全編はLEDペンライト、クライマックスの1曲だけケミカルライトを折る」という戦術的な使い分けも可能です。