映画『グーニーズ』の主要出演者および製作陣のうち、すでに他界されている主な人物は以下の5名です。作中で強烈なインパクトを残した大人たちや製作の要となった巨匠たちが世を去っていますが、主要な子役キャスト(グーニーズのメンバー)は2026年現在、全員が存命です。
ファンが最も衝撃を受けたのは、子供たちを守る心優しい怪物「スロース」を演じた元NFL屈指のディフェンシブラインマン、ジョン・マツザックの早すぎる死でした。現役時代にオークランド・レイダースでスーパーボウル制覇を2度経験し、引退後に俳優へ転身したマツザックは、身長201cmの巨躯と愛嬌あふれる演技で一世を風靡しました。しかし、映画公開からわずか4年後の1989年6月17日、カリフォルニア州バーバンクの自宅で意識不明の状態で発見され、搬送先の病院で38歳の若さで帰らぬ人となりました。ロサンゼルス郡検視局が発表した公式解剖結果によると、直接の死因は処方鎮痛薬デキストロプロポキシフェンの偶発的過剰摂取による急性毒性であり、長年の現役生活で痛めた肉体の慢性痛、肥大した心臓、気管支肺炎が複合的に影響したと記録されています。
冷徹でドスの利いたギャングのボス、ママ・フラッテリー役を圧倒的な怪演で演じ切ったアン・ラムジーの訃報も、映画界に深い悲しみをもたらしました。『グーニーズ』でサターン賞助演女優賞を獲得し、1987年のコメディ映画『鬼ママを殺せ』ではアカデミー賞助演女優賞にノミネートされるなど名バイプレイヤーとしての地位を確立した矢先、食道がんを発症。闘病生活の末、1988年8月11日、ハリウッドのモーションピクチャー&テレビジョン病院にて58歳で息を引き取りました。
さらに、主人公マイキーと兄ブランドの母親アイリーン・ウォルシュ役を演じたメアリー・エレン・トレイナー(『リーサル・ウェポン』シリーズの精神科医役でも著名)は、膵臓がんの合併症により2015年5月20日に62歳で逝去。フラッテリー一家の逃走劇や屋敷の掃除婦ロザリータ役としてコミカルな存在感を放ったラテン系女優の草分け、ルーペ・オンティヴェロスも、2012年7月26日に肝臓がんのため69歳でこの世を去りました。
そして何より、現場で子供たちの父親代わりとなり、アドリブを尊重して自然な冒険の息吹を吹き込んだ名匠リチャード・ドナー監督が、2026年7月5日に91歳で心肺不全により逝去。『スーパーマン』や『リーサル・ウェポン』を手がけた巨星の死に、スティーヴン・スピルバーグをはじめとするハリウッド関係者や世界中のファンから追悼の声が寄せられました。