今注目を集めている 『からすのパン屋さん』全パン一覧と続編の真実!半世紀愛される理由について、多角的な視点を分かりやすく掲載しています。
多くの読者にとって驚きなのは、1973年の第1作からちょうど40年を経た2013年、作者が87歳の時に刊行されたからすのパン屋さん 続編シリーズの存在です。育った4羽の子どもたちがそれぞれ立派な若者となり、自分の得意分野を活かして新しいお店を構える物語が4冊同時に発表されました。
作品名・刊行年主人公扱う商品・業態物語の特徴と教育的視点からすのパン屋さん
(1973年)父・母・子ども4羽創作パン全般(84種)家業の再生、家族の協働、大衆心理のマネジメントを明快に提示。からすのおかしやさん
(2013年)チョコくん洋菓子・和菓子お菓子作りの技術修業、他店との共存とパティシエとしての自立。からすのやおやさん
(2013年)リンゴちゃん新鮮な野菜・果物規格外野菜の活用、生産者と消費者を繋ぐ流通の役割を自然に学習。からすのてんぷらやさん
(2013年)レモンちゃん揚げたて天ぷら・天丼火災への危機管理、料理の工夫による日常の豊かさを描写。からすのそばやさん
(2013年)おもちくん手打ちそば・うどん地域資源の掘り起こし、出汁の文化と食育を伝える構成。
からすのおかしやさんではチョコくんの菓子職人としての修行が、からすのやおやさんではリンゴちゃんによる流通改善が描かれ、ただのファンサービスではなく、1作目で描かれた「商売と労働の精神」が子どもたちの代へ見事に継承されている点が読書人の間で高く評価されています。