2022年にリニューアルされた湯の峰温泉公衆浴場には、「くすり湯」と「一般湯」という2種類の浴室が存在します。初訪問の利用者が最も迷うこの2つの決定的な違いは、「源泉の純度と湯加減」にあります。
「くすり湯」は、湧出する約90℃の高温泉をパイプと自然放熱で冷まし、加水・加温・循環・消毒を一切行わない完全な生源泉100%で浴槽に注ぎ込んでいます。泉質は含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉。強烈な硫黄の香りと湯の花が舞う濃厚な湯触りで、小栗判官がその重病を癒やしたとされる伝説通りの強烈な薬効を感じられます。湯温は42〜44℃とかなり熱めですが、温泉本来の力を全身で吸収したいマニアからは絶大な支持を集めています。なお、くすり湯の浴室内では石鹸やシャンプーの使用が禁止されています。
一方の「一般湯」は、源泉に適度な加水を行い、誰もが快適に入れるよう41℃前後に温度管理された浴槽です。広々とした内湯で、石鹸やシャンプーの使用も可能です。肌が敏感な方や熱い湯が苦手な方、しっかり頭や体を洗って汗を流したい旅行者には一般湯が適しています。