原作者の岸本斉史が描く世界観において、忍者たちの戦いは派手な忍術や血継限界が主流を占める。その中で、純粋な身体能力と体術のみでトップクラスの忍と渡り合ったのがマイト・ガイだ。彼が示した真の凄さは、才能の欠如を言い訳にせず、己の限界を極限まで押し広げた点にある。
王道の少年漫画において、ガイのような「努力型キャラクター」は数多く存在する。しかし、彼は単なる努力家にとどまらない。過酷な修練によって獲得した圧倒的な体術能力は、物語終盤における神級の強者たちをも驚愕させた。忍術の才能がないという絶望的なハンディキャップを、人間離れしたフィジカルと精神力で凌駕した姿こそ、彼が真の怪物と呼ばれる所以である。