長年連添ったグループを離れた理由は、二人それぞれで大きく異なる。事故や不祥事という失意の底からグループを去ることとなった山口達也と、バンドとしての音楽活動停止を受けて自らの表現者としての美学を貫くべく退所を決意した長瀬智也。出発点は対照的だったが、二人がたどり着いた現在の地平には、どこか共通する地道さと覚悟が漂う。
2026年現在の活動状況を見渡すと、両者ともに従来のテレビタレント枠への「安易な復帰」を目指してはいない。山口は自らの過ちと向き合う啓発活動に命を吹き込み、長瀬は既存のエンターテインメント構造から距離を置いた独立独行の表現を追求している。業界関係者の間では、地上波ゴールデン帯への本格的な復帰可能性は依然として極めて低いと見られているが、それは彼らがメディアから弾き出されているからではなく、自ら別の土俵を選び取った結果であると言える。