大型施設の賑やかさから離れ、純粋に山の湯の原風景に浸りたいなら、バスターミナルから徒歩約5分の場所にある「平湯民俗館 平湯の湯」が外せません。
合掌造りや茅葺き屋根の古民家を移築・保存した歴史展示エリアの奥にひっそりと佇むこの露天風呂は、地元の方々によって大切に管理されている共同浴場スタイルの立ち寄り湯です。入口で寸志(清掃協力金として300円程度を料金箱に入れる仕組み)を納めて足を踏み入れると、木々に囲まれた野趣あふれる岩風呂が広がります。
カランやシャワーといった近代的な洗い場はなく、ただ湯口から滔々と注がれる茶褐色の新鮮な源泉と向き合う空間。鳥のさえずりと川のせせらぎに包まれながら湯に身を委ねると、奥飛騨の厳しい自然とともに生きてきた湯治文化の真髄を肌で感じることができます。