井上安世と吉田裕の結婚が公表されたのは2018年1月のことでした。当時すでに「ドリルすんのかいせんのかい(乳首ドリル)」のギャグで全国的な知名度を誇っていた吉田裕と、新喜劇の若手看板女優であった井上安世のゴールインは、お笑い界のみならず全国ニュースでも大きな話題を呼びました。
2人の距離が縮まったきっかけは、全国ツアーや地方公演など、長時間の帯同が続いた舞台現場でした。劇団という閉ざされたプロフェッショナルな環境下で、お互いの仕事に対する真摯な姿勢や舞台裏での細やかな気配りに触れるうち、自然と惹かれ合っていったといいます。交際期間は約3年半に及びましたが、劇団内の規律や周囲への配慮から、親しい関係者以外には交際を完全に伏せる徹底ぶりでした。
結婚発表の際、吉田裕は「彼女の明るい笑顔と芯の強さに支えられてきた」と語り、井上安世も「舞台人としても人としても心から尊敬できるパートナー」とコメントを寄せています。上下関係が厳格な吉本新喜劇の縦社会の中で、同僚から人生の伴侶へと歩みを進めた2人の背景には、互いの芸に対する深い敬意が存在していました。