ネット上の情報では「冷凍ホルモンは凍ったまま熱湯に放り込めばよい」といった手抜きテクニックが散見されますが、これは食感を損なう大きな誤解です。
冷凍牛ホルモンを美味しく仕上げるための絶対条件は、「冷蔵庫での半日かけた完全自然解凍」です。室温での急速解凍や電子レンジ解凍を行うと、肉の細胞膜が破壊され、旨味を含んだドリップが大量に流出してしまいます。さらに、そのドリップ自体が強い悪臭の原因になります。
パックのまま氷水に浸けて解凍するか、前夜から冷蔵庫に移してゆっくりと解凍させた後、出てきたドリップをキッチンペーパーで完全に拭き取ってから、前述の小麦粉揉みや下茹での工程に進んでください。このひと手間を惜しまないだけで、冷凍品特有のパサつきと臭みを完全にシャットアウトできます。