自分自身や周囲の人が相貌失認に該当するかどうかを確認するためのセルフチェックリストです。以下の項目のうち、複数に強く当てはまる場合は相貌失認の傾向が疑われます。
📋 相貌失認セルフチェック(主な症状と特徴)- 髪型や服装が変わると、親しい友人や職場の同僚でもすぐに誰だか認識できない。
- 街中や旅先で偶然知人に会っても、相手から声をかけられるまで気づかない。
- 映画やドラマで、衣装や髪型が似ている登場人物の区別がつかなくなる。
- 集合写真の中から自分自身や家族を探すのに時間がかかる。
- 他人の顔の特徴(目元や鼻の形など)を思い出して言葉で説明したり、似顔絵を描いたりできない。
- 人の識別を「顔」ではなく「声のトーン」「歩き方」「いつも身につけているアクセサリーやメガネ」で行っている。
- 挨拶を無視したと誤解され、対人関係でトラブルになった経験が何度もある。
病院での診断・検査は何科を受診すべきか?
医療機関で相貌失認の検査や診断を希望する場合、受診先としては「神経内科(脳神経内科)」、あるいは大学病院などの「高次脳機能障害外来」「神経心理学を専門とする精神科・心療内科」が適しています。
臨床現場では、頭部MRIやCTによる脳病変の有無の確認に加え、「ケンブリッジ顔記憶テスト(CFMT)」や未知の顔の異同弁別テスト(ベントン顔識別検査など)を用いた心理学的・神経学的検査が行われます。これにより、一般的な視覚認知障害や記憶障害と区別して相貌失認の確定診断が下されます。