年齢のせいと諦める前に!卵子の質を上げる決定打と胚盤胞到達の秘訣

年齢のせいと諦める前に!卵子の質を上げる決定打と胚盤胞到達の秘訣

年齢のせいと諦める前に!卵子の質を上げる決定打と胚盤胞到達の秘訣の注目ポイントを詳しく解説してご紹介します。

生殖医療の診察室で「年齢のせい」と告げられ、深く傷つく女性は後を絶ちません。しかし、日本受精着床学会をはじめとする専門学会の報告を精査すると、加齢によって生じる変化の本質は「遺伝子の不可逆な損傷」だけではなく、「細胞質内のエネルギー不足」と「酸化ストレスによる微小環境の悪化」という代謝の問題が大きな比重を占めていることが浮き彫りになっています。

卵子は受精した瞬間から、外部からのエネルギー供給に頼るのではなく、自らの細胞質に蓄えられた資源だけで凄まじいスピードの細胞分裂を繰り返します。受精卵が着床可能な「胚盤胞」まで到達できるかどうかは、染色体の分配を担う紡錘体(ぼうすいたい)が正常に機能するかどうかにかかっており、このプロセスを動かすガソリンこそがアデノシン三リン酸(ATP)です。加齢によってこのエネルギー生成が滞ると、途中で分割がストップしたり、染色体異常の発生率が跳ね上がったりします。

決定的な事実として知っておくべきなのは、「卵子そのものが持つエネルギー代謝機能は、血流改善や適切な微量栄養素の補給によって賦活化(ふかつか)できる」という点です。体外受精の現場でも、前周期までの生活改善や栄養管理によって、グレードの低かった胚が目に見えて改善し、良好胚盤胞の獲得に繋がる事例が数多く報告されています。

松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。