ウェブ上で氾濫する血圧を下げるサプリおすすめ人気ランキングの多くは、アフィリエイト報酬の多寡によって順位が操作されているケースが後を絶ちません。ランキングの順位を鵜呑みにするのではなく、信頼に足る客観的基準(関与成分の臨床試験データ、GMP認定工場の製造、トクホまたは制度適合した機能性表示食品であるか)で選別しなければなりません。
ここで一度、私たちがなぜこれほどまでに「サプリメント」という形態に惹かれてしまうのか、その心理的背景を直視する必要があります。人間には、日々の塩分制限や禁煙、運動といった地道で苦痛を伴う努力を避け、手軽な対価(金銭)を支払うことで安心感を得ようとする「モラル・ライセンシング心理」が働きます。「血圧を下げるサプリを飲んでいるのだから、今夜のラーメンのスープは飲み干しても平気だろう」という無意識の免罪符が、皮肉にも血管をさらに痛めつける原因になるのです。
サプリメントの購入ボタンを押す前に、以下の客観的基準で自己チェックを行ってください。
サプリメントの活用が推奨される人
- 家庭での血圧測定で、収縮期が130〜139mmHg、拡張期が85〜89mmHgの「正常高値血圧」にある人
- すでに1日の食塩摂取量を6g未満に抑え、週150分程度の有酸素運動を実行している上で、+αの後押しを求める人
- 自律神経の乱れや寝不足を感じており、GABAによるリラックス効果を総合的に期待したい人
サプリメントの利用を中止し、即座に受診すべき人
- 家庭血圧で140/90mmHg以上の数値が連続して出ている人
- すでに医療機関から降圧剤を処方されており、主治医に無断でサプリメントを併用・代替しようとしている人
- 健診で尿タンパクやクレアチニン値の異常を指摘された経験のある人