洗濯機の寿命に関して、多くのユーザーが陥りがちな誤解が存在します。代表的なのが「メーカーの補修用性能部品保有期間」に関する理解不足です。
経済産業省の指導の下、主要メーカーは洗濯機の修理用部品の保有期間を「製造打ち切り後6年間」と定めています。購入から7〜8年が経過したモデルは、たとえ軽微な電子基板やスイッチの故障であっても、メーカーに部品在庫が存在しないため修理を断られるケースが多発します。「お金を払えばいつでも直せる」という認識は、7年目を迎えた時点で通用しなくなります。
また、「槽洗浄を毎月やっているから内部は新品同様」という思い込みも危険です。市販のクリーナーで落とせるのは洗濯槽内側の汚れが中心であり、ドラムの裏側や乾燥ダクトの奥深くに長年堆積した繊維ホコリは完全には除去できません。目に見えない駆動部と電気回路の経年劣化は、日頃の清掃とは別の時間軸で確実に進行しています。