岐阜県金山町の歴史と現在|筋骨めぐりと謎の巨石群が放つ本物の魅力

岐阜県金山町の歴史と現在|筋骨めぐりと謎の巨石群が放つ本物の魅力

岐阜県金山町の歴史と現在|筋骨めぐりと謎の巨石群が放つ本物の魅力の全体像を丁寧に掘り下げてご紹介します。

岐阜県下呂市金山町の地域性を語る上で欠かせないのが、全国の自治体史でも稀に見る「境界の町」としての成立過程です。江戸時代の金山宿は、尾張藩領と飛騨高山藩(後に天領)の境目に位置し、飛騨街道の要衝として人や物資が激しく行き交う関所の役割を果たしていました。

昭和30年(1955年)の昭和の大合併期、旧益田郡金山町、武儀郡菅田町、郡上郡東村、加茂郡東白川村の一部という、4つの異なる郡に属する町村が一つに統合されて新たな金山町が誕生しました。方言、風習、信仰、食文化が微妙に異なる4つの境界が一つに融和したことで、他地域には見られない重層的で懐の深い町民文化が形成されたのです。

その後、2004年3月の平成の大合併によって旧益田郡の5町村(下呂町・萩原町・小坂町・馬瀬村・金山町)が統合され、現在の「下呂市金山町」へと移行しました。下呂市最南端の玄関口となった現在も、美濃と飛騨の結節点としての気風は色褪せることなく、独自のアイデンティティを保ち続けています。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。