就職活動や転職市場において、求職者が最も軽視しがちでありながら、採用現場のスクリーニングで確実にチェックされているのが「履歴書における西暦・和暦の表記揺れ」です。
大手人材エージェント関係者や企業人事担当者へのヒアリング取材によると、履歴書に西暦と和暦のどちらを採用しているか自体が採否を分けるケースはほぼありません。外資系やIT系メガベンチャーでは西暦表記が好まれ、伝統的な国内企業や官公庁関連では和暦が親しまれている傾向はあるものの、本質的な審査基準は「1通の書類内、ならびに職務経歴書との間で統一性が担保されているか」という点に集約されます。
例えば、学歴欄に「2018年4月 入学」と西暦で記述しておきながら、職歴欄で「令和2年4月 入社」と和暦に切り替わっている書類は、現場において明確な「注意力不足」「品質管理意識の欠如」と判定されます。採用側からすれば、顧客向け提案書や契約書を作成する際にも同様のケアレスミスを犯すリスクを想起させるためです。
また、注意を要するのが「提出年月日」の欄です。学歴・職歴をすべて西暦で揃えていながら、上部の書類作成日だけ「令和8年〇月〇日」と記載してしまうミスが後を絶ちません。履歴書を作成する際は、生年月日、学歴・職歴、資格取得年月、そして提出日に至るまで、完全にどちらか一方の年号体系へ揃え切ることが必須マナーです。