エベレストは世界一高い山じゃない?測り方で変わる驚愕の真相3選

エベレストは世界一高い山じゃない?測り方で変わる驚愕の真相3選

エベレストは世界一高い山じゃない?測り方で変わる驚愕の真相3選の背景について、最新情報を詳しくお届けします。

エベレストという名称は単一の存在ですが、国や文化圏によって呼び名が異なります。現地ヒマラヤを取り巻く地域では、古くから固有の神聖な名で崇められてきました。

チベット側(中国)では「大地の母神」「世界の母」を意味するチョモランマ(Qomolangma)と呼ばれ、ネパール側では「世界の頂上」「天空の額」を意味するサガルマータ(Sagarmatha)と称されます。一方、「エベレスト(Mount Everest)」という英語名は、19世紀半ばに英領インドの測量局長官を務めたイギリス人測量家サー・ジョージ・エベレストの功績を称えて1865年に命名されたものです。

地理的な位置関係において、エベレストの山頂はネパールと中国(チベット自治区)の国境線そのものに位置しています。登山ルートも南側のネパールルート(南東稜)と北側のチベットルート(北東稜)に大別され、それぞれ入山手続きや登山環境が異なります。

標高の数値に関しても、長年にわたり論争が続いていました。かつては1954年のインド測量局による「8,848m」が国際標準とされていましたが、岩盤の高さと氷雪を含んだ高さの扱いを巡り、ネパールと中国の間で解釈の相違がありました。両国は最新のGNSS(全球測位衛星システム)や精密重力計を用いた共同調査を実施し、2026年に公式標高8848.86mと正式発表しました。地殻変動によりインドプレートがユーラシアプレートを押し上げ続けているため、山体は現在も年間数ミリ単位で隆起を続けています。

石川 優花
著者

石川 優花

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。