都内大手PR会社が2025年末に実施した「季節の挨拶状に関する意識調査(20代〜60代ビジネスパーソン1,200名対象)」によると、紙のはがきで残暑見舞いを送ると回答した割合は全体の約14.8%にとどまる一方、「手書きや個別メッセージ入りの残暑見舞いはがきを受け取った際、送り主への好感度や信頼感が高まった」と回答した人は72.4%に達しています。
現場の実態を深掘りすると、大手法律事務所で秘書を務める女性(38歳)は次のように証言します。「デジタル化が極限まで進んだからこそ、上場企業の役員クラスや旧知の取引先ほど、立秋直後に届く上質なはがき一枚の重みを敏感に察知されます。ただし、残暑見舞いはがきの最新切手料金である85円への対応を見落とし、昔のストックである63円はがきをそのまま投函して料金受取人払いの付箋が貼られて届くという事故が実際に起きています。これは相手に金銭的負担と恥をかかせる致命的な失態です」。
SNSやネット上のコミュニティでも「上司から届いた残暑見舞いに22円不足のシールが貼られていて受け取りを躊躇した」「せっかくの好意が台無し」といった辛辣な投稿が確認されています。コストと手間をかけて挨拶状を送る以上、形式面での完璧な下準備が欠かせません。