マッシュは万能な髪型と称されますが、頭の形や顔の輪郭によって微細な設計変更を行わなければ、顔のコンプレックスを強調してしまう結果になりかねません。骨格と顔型の特徴に基づいた診断基準を提示します。
【丸顔タイプ】:横幅が強調されやすいため、前髪を重く一直線に切り揃えるのは禁物です。前髪に縦の隙間(シースルー)を作り、トップに自然な立ち上がりを持たせることで、顔全体の重心を縦長に見せるシルエットが適しています。
【面長タイプ】:マッシュが最も得意とする骨格です。前髪を眉ラインぎりぎりまで厚めに設定し、おでこの露出を極力抑えることで、顔の縦幅を自然に短縮して見せる高い小顔効果が期待できます。
【エラ張り・逆三角形タイプ】:ハチ周り(頭の上部両サイド)のボリュームを極力削り、前下がりのラインで輪郭の角を包み込む設計にします。サイドを極端に短くしすぎないことが輪郭補正の肝要です。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
選ぶべき人の条件:直毛から軽いうねり程度のクセ毛であり、日々のシャンプー後に必ずドライヤーで髪を乾かす習慣を維持できる人。また、毎月のメンテナンス(約3〜4週間に一度の微調整)を惜しまず、清潔感を保つ意識を持てる生徒にとって、マッシュは最高の選択肢となります。
慎重になるべき人の条件:縮毛レベルの非常に強いクセがある人や、朝の準備に3分以上の時間を割けない人、あるいは部活動で常に大量の汗をかき、額を全開にしておく必要がある環境にある人は注意が必要です。強い縮毛がある場合、ノーセットマッシュを目指すには縮毛矯正等の追加アプローチが前提となるため、無理に重さを残すよりもショートレイヤーなど別のアプローチを検討する方が堅実です。