パンダの新規受け入れが軌道に乗ったとはいえ、今後のプログラムが完全に政治的リスクから切り離されたわけではありません。パンダの貸与協定は通常10年スパンで更新されるため、両国の国際情勢や政策方針の転換によって再び交渉が停滞する可能性は常に残されています。
ただし、近年の学術交流は単なる「親善アピール」を超え、絶滅危惧種の遺伝的多様性の維持や生息地保全に関する高度な科学共同研究へと深化しています。気候変動や環境保護といった地球規模の課題において、パンダ研究は両国が実利的に協力できる数少ない共通基盤として機能しており、今後も対話のチャンネルを維持する役割を担い続けるとみられています。