ローゼルの育て方決定版!種まきから収穫・絶品レシピまでプロが解説

ローゼルの育て方決定版!種まきから収穫・絶品レシピまでプロが解説

ローゼルの育て方決定版!種まきから収穫・絶品レシピまでプロが解説の概要と注目ポイントを一挙に解説しました。

真夏の強い日差しを好むローゼルは、適切な手入れを行うことで枝数を増やし、秋の収穫量を2倍から3倍に引き上げることが可能です。特に「摘芯」と「肥培管理」は多収穫に直結する重要なステップです。

ローゼルの摘芯のやり方は、草丈が30〜40cm程度まで生長した初夏(6月下旬〜7月上旬)に、主枝の先端部をハサミでカットします。そのまま放置すると主幹が1本高く伸びるだけですが、摘芯によって成長点が刺激され、葉の付け根から4〜6本の力強い側枝が発生します。側枝が伸びて草丈が上がったら、枝同士が込み合わないよう支柱を三角錐状に立てて麻ひもで優しく誘引しておくと、台風などの強風による倒伏を防げます。

ローゼルの肥料と水やりの頻度についても、季節ごとのメリハリが欠かせません。水やりは「土の表面が乾いたら鉢底から流れ出るまでたっぷりと与える」のが基本です。真夏の高温期には葉からの蒸散が激しくなるため、朝と夕方の1日2回、涼しい時間帯に水を与えます。水切れを起こすと下葉が黄色くなって落葉し、生育が一時的に停滞するため注意してください。

施肥に関しては、元肥として緩効性化成肥料を混ぜ込んだ後、植え付け1か月後から月1回のペースで固形肥料を追肥します。ここで最も気をつけたいのが「肥料成分のバランス」です。窒素分が多すぎると葉ばかりが過剰に茂り、肝心な花芽がつかなくなる現象(木ボケ・つるボケ)を引き起こします。8月中旬以降はリン酸(P)やカリ(K)が多めに配合された開花促進用の肥料へ切り替えるのがプロのテクニックです。

夏場に発生しやすいローゼルの害虫駆除と病気対策では、アブラムシ、ハダニ、フタトガリコヤガ(アオムシ類)の早期発見が肝心です。葉の裏をこまめにチェックし、見つけ次第粘着テープや捕殺用ピンセットで除去します。食用として収穫するため、農薬を使用する場合は有機栽培適合の気門封鎖剤(デンプンや油脂由来のスプレー)やニームオイルを活用するのが安全です。風通しを良くしておくことで、長雨時の灰色かび病の発生も大幅に抑制できます。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。