受験関係者の間で常に注目を集めるのが、浅野高校の東大合格実績の理由です。同校の東大合格者数は現役・浪人を合わせてコンスタントに40名前後を記録し、国公立大学全体では毎年150名前後、国公立医学部や早慶上理などの難関私立大学にも多数の合格者を叩き出しています。
この圧倒的な実績は、一部の天才肌の生徒だけに依存したものではありません。浅野高校の大学合格実績の推移を長期スパンで追跡すると、極端な浮き沈みがなく、学年全体の学力の底上げが成功している事実が浮き彫りになります。その中核を担っているのが、綿密に設計された浅野中学校の中高一貫カリキュラムです。
中学校の3年間では、基礎学力の徹底定着と知的好奇心の喚起に主眼が置かれます。英語と数学においては中3段階で高校内容の先取り学習へとスムーズに移行し、単なる暗記ではなく「原理原則を理解する論理的思考」を反復演習。学期ごとに実施される定期試験や実力テストの結果に応じ、放課後や長期休暇中には手厚い指名制補習が組まれるため、生徒の取りこぼしを未然に防ぐ仕組みが機能しています。
高校段階に進むと、高2までに高校課程の全範囲をほぼ修了し、高校3年生の1年間は丸ごと大学入試演習に特化します。大手予備校のカリキュラムに頼らずとも、学校が提供する演習講座、添削指導、充実した自習室環境を活用することで難関大に十分合格できる環境が整備されており、教員室前の質問スペースには夜遅くまで教員と熱心に議論を交わす生徒の姿が日常の風景となっています。