『モンスターズ・インク』本編では阿吽の呼吸を見せるマイクとサリーですが、二人の出会いから信頼関係の構築までは平坦な道ではありませんでした。その原点を描いたのが、2013年公開の前日譚『モンスターズ・ユニバーシティ(MU)』です。
モンスター界の名門大学「モンスターズ・ユニバーシティ」の怖がらせ学部に入学したマイクは、幼少期からの夢である「一流の怖がらせ屋」を目指して猛勉強に励みます。そこで出会ったのが、名門の血筋に甘えて不真面目だった大型モンスター、ジェームズ・P・サリバン(サリー)でした。
生真面目なガリ勉タイプのマイクと、天性の威圧感を持つエリート気質のサリーは、互いに反発し合い最悪の犬猿の仲に。しかし、ある事件をきっかけに学部を追放されかけた二人は、落ちこぼれモンスター集団「ウーズマ・カッパ」と共に伝統の競技大会へ挑むことになります。
努力しても「怖くない」という身体的宿命に直面したマイクと、プレッシャーに怯えていたサリー。互いの弱さをさらけ出し、マイクの「戦術眼・コーチング能力」とサリーの「実戦力」が融合した瞬間、二人は誰にも真似できない唯一無二のパートナーへと成長を遂げました。単なる仲良しコンビではなく、挫折を共有したからこその強固な絆が、多くの観客の涙を誘いました。