大迫選手が日本記録を打ち立てた際、記録そのものと同時に世間の耳目を集めたのが「報奨金1億円」の存在です。日本実業団陸上競技連合が設けた選手強化プロジェクト「Project EXCEED」により、日本新記録を樹立した選手へ1億円が贈られる仕組みになっていました。
大迫選手はシカゴマラソンと東京マラソンの2回にわたり日本記録を更新したため、合計2億円の報奨金を獲得しました。「お金のために走るわけではないが、プロアスリートとして夢を与える価値がある」と堂々と語る姿は、日本のスポーツ界におけるアスリートの価値観を大きくアップデートしました。
また、この記録ラッシュを足元で支えたのがナイキの厚底シューズ(ヴェイパーフライ / アルファフライ シリーズ)でした。大迫選手はナイキ・オレゴン・プロジェクト所属時から開発段階のプロトタイプを履きこなし、フォアフット走法と反発力を融合させた走りで世界基準の高速レースに適応していったのです。