長年にわたり、ネット掲示板やSNSでは初期メンバーに関する様々な憶測が飛び交ってきました。しかし、報道の現場から検証すると、世間のイメージと実態には少なからぬギャップが存在します。
誤解1:「ふまけん」は長年決定的に不仲だったのか?
デビュー初期から中島健人と菊池風磨の関係性は、しばしば「氷河期」と形容されてきました。実際に、2014年前後の数年間、プライベートでの会話がほとんど途絶え、ステージ上でも必要最小限のアイコンタクトしか交わさなかった時期が存在したのは事実です。
しかし、これは感情的な憎悪による「不仲」ではなく、思春期特有のライバル心と、グループの方向性を巡るプロ同士の緊張感に起因するものでした。2016年夏、山下智久の仲介をきっかけに本音で腹を割って話し合った二人は、互いの領域を認め合う大人の信頼関係へと昇華させました。後の関係者の証言でも「二人の緊張感があったからこそ、グループのクオリティが保たれていた」と評されており、単純な仲違いという俗説は的を射ていません。
誤解2:改名は単なる事務所問題からの逃避だったのか?
2024年4月1日、残された佐藤勝利、菊池風磨、松島聡の3人はグループ名を「timelesz(タイムレス)」へと改名し、新メンバーを募集するオーディション企画『timelesz project(通称:タイプロ)』の開催を発表しました。
この改名劇について、世間の一部からは「旧事務所の騒動に伴うイメージ刷新のための改名」と矮小化して捉えられがちです。しかし実際には、それ以前から海外進出を見据えた議論の中で「Sexy Zone」という名称が英語圏の文化・メディアにおいてセンシティブに扱われやすく、グローバル展開における実質的な障壁となっていたという現実的な問題がありました。
そして新名称「timelesz」の語源となったのは、マリウス葉の卒業に際して初期メンバー5人で作詞を手掛けた楽曲『timeless』です。綴りの末尾に刻まれた「sz」の二文字には、Sexy Zoneの歴史と5人で過ごした日々を永遠に背負い続けるという、3人の揺るぎない覚悟とリスペクトが込められています。