生理前と妊娠初期の決定的な違いは?酷似する症状の見極め方と検査時期

生理前と妊娠初期の決定的な違いは?酷似する症状の見極め方と検査時期

生理前と妊娠初期の決定的な違いは?酷似する症状の見極め方と検査時期に関する疑問や疑問点をわかりやすくまとめました。詳細を読もうことができます。

生理前の不快な心身症状(PMS:月経前症候群)と、受精・着床に伴う体の変化が驚くほど似通っている理由は、体内で分泌される女性ホルモンの種類にあります。排卵後から生理予定日にかけて、女性の体内では子宮内膜を厚く維持するためにプロゲステロン(黄体ホルモン)が大量に分泌されます。このホルモンは水分を溜め込み、体温を上昇させ、腸の動きを緩慢にする作用を持つため、むくみ、便秘、眠気、イライラ、乳腺の張りといった症状を共通して引き起こします。

生理が来る場合は、排卵から約14日後にプロゲステロンの分泌が急減し、体温が下がるとともに子宮内膜が剥がれ落ちて月経が始まります。一方で、受精卵が子宮内膜に潜り込んで着床が完了すると、プロゲステロンの分泌は落ちることなく維持され、さらに妊娠特有のホルモンであるhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)の分泌が急激にスタートします。

多くの読者が気になる「妊娠超初期症状はいつから始まるか」という点ですが、医学的には受精卵が着床する妊娠3週後半(排卵後約7〜10日)からホルモンの微細な変化が起こり始めます。ただし、この時期の体感差には個人差が極めて大きく、臨床データ上も生理予定日直前までは「ホルモンの働きがほぼ同一であるため、自覚症状だけで100%判別することは極めて困難」というのが産婦人科医の一致した見解です。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。