近年のスポーツ医学や整形外科学の発展により、美木氏が考案した呼吸法の合理性が改めて科学的に立証されつつある。横隔膜と腹横筋を連動させた深い腹式呼吸は、腹腔内圧(IAP)を高め、腰椎への機械的ストレスを著しく軽減することが解明されている。
また、強烈な吐気運動は交感神経と副交感神経のバランスを整え、慢性的な痛みがもたらすストレス脳を沈静化させる効果も指摘されている。単なるダイエット法として注目された初期のブームを経て、現在では腰痛予防やリハビリテーションの有効な選択肢として医学的視点からも再定義されているのだ。