リリースから10年以上が経過した今もなお、『眠り姫』の勢いは衰えるどころか勢いを増している。YouTube MusicやLINE MUSICの各種チャートやプレイリストにおいて、Z世代を中心とした若いリスナー層によって日常的に発見され、シェアされ続けているのだ。
短尺動画プラットフォームやSNSの普及により、印象的なフレーズを切り取った動画がバイラルを起こすケースが増えた。しかし『眠り姫』が一瞬のトレンドで終わらない理由は、楽曲全体を覆うストーリー性の高さにある。イントロの一音目からラストのアウトロまで、一つの壮大な映画を観終えたかのような満足感を与えるプログレッシブな構成が、デジタルストリーミング時代においても圧倒的な長命さをもたらしている。